前回の八幡浜訪問レポートの続きです!まずは、今回の農作業で新たに知ったことをいくつか書いていきたいと思います。
・裂果
摘果作業をしているとき、パックリと割れているみかんを何度か見かけた。木に生ったみかんが割れているのだ。何事かと思った。これは「裂果」と言って、雨がしばらく降らずに乾燥が続いた後、突然大雨が降ったりすると起こるのだとか。果肉の急激な肥大化に皮が耐えられず、割れてしまうらしい。初めて見た時こそ「可愛い」なんて感想を持ったものの、当然彼らに商品としての価値はない。みかんもまた天候には勝てないようだ。農業の難しさを感じた。
・サビダニ
ダニである。このダニがみかんに発生すると、中身への影響こそないものの、皮が斑点とともに黒っぽくなり商品としての価値が下がってしまう。一度発生するとたちまち周りの木へ広がってしまうため、発見次第、薬剤を散布するなどして対処する必要がある。迅速な報告が求められた。ちなみに上松も二度、大きな声でサビダニの発見を報告したが、ダニでなくただの傷であった。
・裂果
摘果作業をしているとき、パックリと割れているみかんを何度か見かけた。木に生ったみかんが割れているのだ。何事かと思った。これは「裂果」と言って、雨がしばらく降らずに乾燥が続いた後、突然大雨が降ったりすると起こるのだとか。果肉の急激な肥大化に皮が耐えられず、割れてしまうらしい。初めて見た時こそ「可愛い」なんて感想を持ったものの、当然彼らに商品としての価値はない。みかんもまた天候には勝てないようだ。農業の難しさを感じた。
・サビダニ
ダニである。このダニがみかんに発生すると、中身への影響こそないものの、皮が斑点とともに黒っぽくなり商品としての価値が下がってしまう。一度発生するとたちまち周りの木へ広がってしまうため、発見次第、薬剤を散布するなどして対処する必要がある。迅速な報告が求められた。ちなみに上松も二度、大きな声でサビダニの発見を報告したが、ダニでなくただの傷であった。
・大家百治郎(おおいえひゃくじろう)
明治27年、八幡浜市向灘の大家百治郎という人が福岡からみかんの苗3,000本を持ち込み、栽培を始めたことが八幡浜みかんの始まりと言われている。そのおかげで今、おいしい八幡浜みかんを僕たちが食べられていると思うと感謝の念に堪えない。
―八幡浜のお祭り―
さて、八幡浜の夏は様々な地域イベントで大きな盛り上がりを見せる。花火大会や盆踊り大会など、何十年と続いてきた行事が地域に深く根差しているのだ。8月12日。この日は第31回「てやてやウェーブ」というイベントが行われた。
このお祭りは僕が今までに見てきたお祭りの中で間違いなく、もっともエキサイティングな祭りだった。八幡浜に伝わる『TEYA-TEYA I WANT YOU』という曲に合わせて、各団体が八幡浜の臨港道路を踊りながら進んでいくお祭りだ。その曲というのがなんともまた絶妙に体を動かしたくなる曲で、いまだにこれを聴けば体が動く。正直何を言っているのか分からない歌詞を、男くさく歌っているのもいい。
僕も地元の農家さんなどが集まったチームに参加させてもらい、全力で踊ってきた。チームの方々は本当に素敵な人ばかりで、飛び入り参加の僕に色々良くしていただいて、なんかもうほんとに、ありがとうございます。
500メートル程のコースを、最終的には1時間以上踊っていただろうか。道路脇にはたくさんの見物客やテレビカメラもいたらしい。人前で踊るとなると最初は少し緊張したが、だんだんどうでもよくなっていった。人前で踊ることを楽しむなんて、初めての感覚だった。あんなにも体を動かし汗をかいたのは久しぶりで、チームで踊るのは本当に楽しかった。「夜、綺麗な女性たちと一緒に踊る」なんてことが僕の人生で今後もあるとは思えない。そういう意味でも、とても素敵な経験ができた。
感想
滞在期間は2週間足らずであったが、八幡浜を好きになるには十分すぎる時間だった。来年の5月には伝統あるイベント「世界マーマレード大会」を控えていることもあり、これからますます街中が柑橘色に染まっていくだろう。ぜひ一度八幡浜を見てほしい。「また来たい!」と思わせるだけの魅力が八幡浜には詰まっています。
(※世界マーマレード大会、日本での開催はなんと今回が初!東大みかん愛好会も微力ながらご協力させていただくことになっています!!)
今回の滞在では多くの人と交流する機会を与えてもらえて、様々な価値観、考えを持つ人と出会えた。自分が何を「当たり前だ」と思っていて、何を「普通でない」と思っているのか。普段考えないようなことを考えさせられ、自分自身のことが少しわかった気がする。価値観が変わったというより、自分が持っている価値観に向き合って見つめ直せた感じだ。お世話になった浜田さんを始め、いろんな人への感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
最後までお読みいただきありがとうございます。八幡浜のいいところが、みかんのいいところが少しでも伝わったなら幸いです。本格的に始まったみかんシーズン、体調を崩しやすくなる季節でもあります。皆様、たくさんみかんを食べ、どうかご無事で元気でありますように!
明治27年、八幡浜市向灘の大家百治郎という人が福岡からみかんの苗3,000本を持ち込み、栽培を始めたことが八幡浜みかんの始まりと言われている。そのおかげで今、おいしい八幡浜みかんを僕たちが食べられていると思うと感謝の念に堪えない。
―八幡浜のお祭り―
さて、八幡浜の夏は様々な地域イベントで大きな盛り上がりを見せる。花火大会や盆踊り大会など、何十年と続いてきた行事が地域に深く根差しているのだ。8月12日。この日は第31回「てやてやウェーブ」というイベントが行われた。
このお祭りは僕が今までに見てきたお祭りの中で間違いなく、もっともエキサイティングな祭りだった。八幡浜に伝わる『TEYA-TEYA I WANT YOU』という曲に合わせて、各団体が八幡浜の臨港道路を踊りながら進んでいくお祭りだ。その曲というのがなんともまた絶妙に体を動かしたくなる曲で、いまだにこれを聴けば体が動く。正直何を言っているのか分からない歌詞を、男くさく歌っているのもいい。
僕も地元の農家さんなどが集まったチームに参加させてもらい、全力で踊ってきた。チームの方々は本当に素敵な人ばかりで、飛び入り参加の僕に色々良くしていただいて、なんかもうほんとに、ありがとうございます。
500メートル程のコースを、最終的には1時間以上踊っていただろうか。道路脇にはたくさんの見物客やテレビカメラもいたらしい。人前で踊るとなると最初は少し緊張したが、だんだんどうでもよくなっていった。人前で踊ることを楽しむなんて、初めての感覚だった。あんなにも体を動かし汗をかいたのは久しぶりで、チームで踊るのは本当に楽しかった。「夜、綺麗な女性たちと一緒に踊る」なんてことが僕の人生で今後もあるとは思えない。そういう意味でも、とても素敵な経験ができた。
感想
滞在期間は2週間足らずであったが、八幡浜を好きになるには十分すぎる時間だった。来年の5月には伝統あるイベント「世界マーマレード大会」を控えていることもあり、これからますます街中が柑橘色に染まっていくだろう。ぜひ一度八幡浜を見てほしい。「また来たい!」と思わせるだけの魅力が八幡浜には詰まっています。
(※世界マーマレード大会、日本での開催はなんと今回が初!東大みかん愛好会も微力ながらご協力させていただくことになっています!!)
今回の滞在では多くの人と交流する機会を与えてもらえて、様々な価値観、考えを持つ人と出会えた。自分が何を「当たり前だ」と思っていて、何を「普通でない」と思っているのか。普段考えないようなことを考えさせられ、自分自身のことが少しわかった気がする。価値観が変わったというより、自分が持っている価値観に向き合って見つめ直せた感じだ。お世話になった浜田さんを始め、いろんな人への感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
最後までお読みいただきありがとうございます。八幡浜のいいところが、みかんのいいところが少しでも伝わったなら幸いです。本格的に始まったみかんシーズン、体調を崩しやすくなる季節でもあります。皆様、たくさんみかんを食べ、どうかご無事で元気でありますように!
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