「みかん愛好会ってみかん育てないの?」 とよく聞かれます。確かに、みかん愛好会の育てるみかんの木、欲しい。 そこで、家庭菜園にて みかんの苗を育ててみることにしました 。豊かな土壌や十分な日当たりがあるとは言えない都会の住宅地の一角でも育てられると証明できれば、みかんは今よりもっと魅力的な果物になりうると考えました。 今回は都内某所の住宅地の庭を借りさせてもらい、畑づくりから植樹までを行なったことを報告します。 7月前半、真夏の暑い時期にまず 畑づくり を行いました。雑草や石で埋め尽くされていた土地を開墾し、苗を育てられるように更地にしました。 それから2週間後、いよいよ 植樹 です!穴を掘り、水苔を土に混ぜ、石灰を混ぜ、溝を掘って砂利で埋め、苗にふさわしい土壌を作るべく作業しました。 それから、5年生の 温州みかん「大津」 をついに植えました。 5年生というのは 植えてから5年が経つ苗木 のこと。一から育てるのは時間がかかりすぎハードルも高いので、今回はこの苗木を採用しました。 すでに小さな青い実がついており、この実が食べられるようになる冬が待ち遠しい…! はずだったのですが、、、 植えてから約2週間、 なんと葉が全て散っていました。。。 先端も枯れていますが、植物体はまだ水を吸っているギリギリの状態とのことです。 原因としては ・建物と建物との間に熱がこもりすぎた ・雑草の生育が予想以上に盛んで、植え替え時の肥料が十分に苗木に行き届かなかった ・アリが蔓延っており根にダメージがいった結果、肥料の吸収が悪くなった などが考えられますが、いまだ完全な究明には至らず……。 というわけでみかんの苗成長記録は今回は未遂に終わりました。 みかん愛好会では再度みかん栽培に挑戦していきたいと思っていますので、また見守ってくださると幸いです。 正直めちゃめちゃ悔しい。
東大みかん愛好会は日本初の「みかん」に特化したサークルです。 みかんの消費量が全盛期の約20%まで減少している状況を受け、 「日本のみかんの消費量を増やす」を理念に掲げて活動しています。