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美味しいみかんの選び方〜完全版〜

こんにちは。みかん大好き平田と申します。
美味しいみかんは気づいたら手元から無くなっているのは世界七不思議の1つだと思っています。あとの6つは知りません。

さて、今回のトピックは
美味しいみかんの選び方〜完全版〜
です。

恐らく全人類が最も欲しているライフハックです。
知っていましたか?コツさえつかめば美味しいみかんが簡単に見分けられるんです。
完全版というのは、恐らくこの記事が1番多くの選び方を享受できるものだからです。

これから紹介する7つのコツを覚えて、


Be a みかん選別マスター!!!

と、その前にこの記事における「美味しい」の定義をしておきます。

それは
「甘くて、味が濃い」
です。

酸っぱいみかんが好きな人ごめんなさい。個人的には北の地域のみかんは酸味が強くてオススメです。埼玉のみかんとか。
(酸っぱいみかんをこちらの記事にまとめました。)(2019/12/31)

というわけでコツ①です。


コツ① : 色が濃いものを選べ!
太陽の光を多く浴びて果皮の色が濃く育ったみかんは一般的に甘い傾向があります。
左の方が色が濃いですね。両方おなじ箱に入っていましたがこんなにも違います。

コツ② : 形が扁平なものを選べ!
温州みかんは初めに縦方向に成長し、その後横に成長します。甘く、濃くなるのはこの「横に成長する時」なのです。
左の方が扁平で美味しそうです。

コツ③ : 程よく柔らかく適度な弾力があり、身と皮が密着しているものを選べ!
柔らかすぎたり、身と皮が離れてブカブカになってしまっているものは水分が多く味が薄くなってしまう傾向があります。
感覚としては水饅頭くらいの弾力がいいかもしれません。
水饅頭のイラストなんてあるんですね。

コツ④ : ヘタの切り口が小さいものを選べ!
ここで言う切り口というのは道管のことです。
道管は植物において水の輸送を行う大事な器官ですが、ここが大きいとその分果実に多く水分が蓄積され、大味になってしまう傾向があります。
左の方が切り口が小さく味が濃そうです。

コツ⑤ : 大きさの割に重いものを選べ!
中身が詰まってるものは重くておいしいです。美味しいみかんは手に持つとズッシリきます。快楽です。
重いと言えばゾウさんです。

コツ⑥ : 果皮の油胞のキメが細かくなめらかなものを選べ!
果皮には油胞と呼ばれる油(俗に言うオレンジオイル)が入った小部屋が多くあります。この油胞のキメが細かく密度が多いもの、果皮がなめらかなものは美味しい傾向があります。なんででしょう?誰か教えてください。
左の方が油胞のキメが細かく、果皮もなめらかですね。

コツ⑦ : 小さいものを選べ!
大きさが小さいものは大きいものより味が凝縮されて味が濃く甘い傾向があります。
間違っても3Lなど選ばないようにしましょう。おすすめはSと2Sです。
ただ小さいと食べづらいという難点も…。
小さいと言えばねずみです。このイラストはねずみだそうです。


以上です!

特に大切だと思うコツは②と③です。
あと、形が綺麗なものも良いと思います。
ちなみにこれら全ての条件を満たしたみかんはレア中のレアです。
見つけたら床の間に飾りましょう。


注 : 今回この記事で取り上げたコツは

おいしい"温州みかん"の選び方です。
中晩柑はまた異なってきます。


と、いうわけで「美味しい中晩柑の選び方」は気が向いたら投稿したいと思います。



〜今回使用したみかん〜
JA長崎せいひ「味ロマン」
長崎の温州みかんのブランドです。
糖度12度以上という項目をクリアしたみかんのみが味ロマンとして出荷できるそうです。
食べてみると10月に出荷されたとは思えないほど甘く濃厚で目が見開きました。是非一度味わってみてください。

コメント

  1. こんばんは。就農二年目の柑橘農家の跡取りをしているものです。
    裂果の原因について調べていたら、こちらのページにたどり着きました。(笑)
    果面がなめらかで油泡がきめ細かいミカンが多いとはよく聞きますし、実際に食べてみてもほぼ確実においしいです。  
    成分を分析して研究したわけではありませんが、果実及び樹体生理の観点からこの二つの特徴を考えてみたのですが、果面がなめらかで油泡がきめ細かいミカンは、果梗枝が約7ミリ前後(箸の太さほど)で、外成りで、秋になると下垂する果実に多いことが分かりました。また、土壌や栄養条件にも左右されるので一概には言えないですが、
    二点のような条件に至るまでのホルモン活性に起因しているのではという仮定に至りました。
    きめ細やかでなめらか=細胞の一つ一つの密度が密接であると言えます。
    幼果期においてのジベレリン優勢から、師管形成後の優位な酸の集積、そして盛んに行われる細胞分裂及び肥大、そして夜温や日長条件によりエチレンの発生、、、などの一連の過程において密度が高いことにより、適正な栄養成長と生殖成長の両立により、良質な果実になっている気がしました。
    果実内におけるしょ糖のうち、栄養成長の影響を受けているときはグルコース、生殖成長の影響を大きく受けているときはブドウ糖へ変化することは分かっていたので、果実が肥大するにつれて、枝が下垂することで生殖成長が優勢となるようなホルモンの誘導があるのではないでしょうか?
    突然失礼しました。
    ぐちゃぐちゃで間違いあるとおもいますが、投稿させていただきました。今後も学びながら、ブログ拝読させていただきます。

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