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おうち時間とみかんの花

東大みかん愛好会 BLOG をご覧の皆さん、初めまして。 みかん大好きむらやまです。 5 月になりましたね。 5 月と言えば、そう、 みかんの花の季節! 各産地でみかんの花が咲き始めるこの時期。 本来であれば、愛好会でも「おはなみかん」という、みかんの花のお花見を毎年湘南地域のみかん畑で行っています。    このように、みかんの花に囲まれながら、新入生とピクニックをするという、愛好会の中でも屈指の幸せイベントです。 ところで皆さんはみかんの花をご覧になったことはありますか? (先ほどの写真にも写っているので、見たことのない人はきっといないでしょう)   こちらの写真はみかんの一種、「南津海」の花です。 写真からも分かるように、真っ白な五枚の花弁が特徴的でとても可愛いですよね。 たそがれに咲ける蜜柑の花一つ 老いの眼にも見ゆ星の如くに                         谷崎潤一郎 (引用: 最晩年の谷崎潤一郎が愛する風景を詠んだ歌 ) 小説家、谷崎潤一郎はみかんの花の形を星に例えて俳句を詠んでいます。 そう言われると、なんだかみかんの花が星のようにも思えてきますね。 また、日本一のみかん産地、愛媛県では県の花にみかんの花が制定されており、県旗にもその姿が記されています。 実際に愛媛県に行くと、県庁などで県旗を目にする機会があるかもしれません。 都道府県旗というものを初めて耳にしたことがある方も多いかもしれませんが、基本的に都道府県章と同一のものが多く、 完全に異なるものは愛媛県旗を含めて5つのみとなっています。 中でも愛媛県旗は国旗でよく目にするようなデザインに近く、珍しいものとなっており個人的にお気に入りです。 (参考: 愛媛県のシンボル ) みかんの花言葉は「純潔」、「清純」、「花嫁の喜び」。 どれもみかんの花の美しい見た目にぴったりな花言葉です。 この花言葉一つ一つにも素敵なエピソードがあるのですが、長くなってしまうので今回は割愛させていただきます。 みかんの花の魅力はこれだけではありません。 特筆すべきは何と言ってもその 香り ! 果実のような爽やかさも残しつつ、とても甘く濃厚