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10月, 2018の投稿を表示しています

西日本豪雨復興みかん販売を終えて

東大みかん愛好会BLOGをご覧の皆さん、こんにちは!
愛媛特派員(笑)のマーニーです。
僕がえひめ暮らしを始めて4か月が経ち、
西日本豪雨から、はや3か月が経ちました。 皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。
今回は、10月5日から15日にかけて、平日のお昼休み1時間、東大駒場キャンパス生協前にて行った
「愛媛県宇和島市吉田町の規格外極早生みかん販売」
に関するご報告です。 ちょっと長くなってしまったのですが、どうか最後までお付き合いください。 結果から申し上げます。 大好評でした(#^^#) ありがとうございました! 初日、一日10kg売れればいい方やろ・・・と思いながら仕入れた3日分の30kg

自然と共創するみかん―愛媛県宇和島市吉田町―

はじめまして。今すぐにでも宇和島に行きたい尾形と申します。

宇和島といえば、豪雨のニュースが記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。宇和島を愛する私にとって、それは他人事とは思えない出来事でした。

少しでも役に立ちたい、そんな思いで7月と9月に訪れ、現地で見聞きし、感じたことをありのままに書きました。これを読んで少しでも宇和島の様子が伝われば幸いです。



【自然と共創するみかんー愛媛県宇和島市吉田町ー】
砂ぼこりが舞う。緑の山の中に、茶色い土がむき出しになっている。
蛇口をひねっても水は出ず、スイッチをいれても電気はつかない。

ここは、どこなのだろう。

本当は、わかっている。でも、認めたくなかった。自分の大好きな町が、変わり果ててしまったという事実を。



愛媛県宇和島市吉田町。愛媛みかん発祥の地ともいわれ、昔からみかんと共に歩んできた町だ。

春には白い花が咲き、辺りはあまい香りに包まれる。
夏にはちいさな実がつき、収穫に向けた準備が始まる。
秋には緑色の実がだんだんと色づき、山はオレンジ色に染まる。
冬には出回る品種が多くなり、色とりどりのみかんがずらっと並ぶ。

そんな何気ない一年が、ずっと続くはずだった。

しかし、昨年の秋、台風に襲われた。強い風が吹きつけ、みかんの木の枝は折れてしまった。
さらに冬、類をみない大雪が宇和島に降り積もった。きれいに色づくはずのみかんはなかなか色が出ず、寒さで果肉が凍り、スカスカになったものもあった。


身体も心も凍りながら、なんとか切り抜けた昨シーズン。
「今年こそは」と思っていた矢先、今度は信じられないほどの大雨に襲われたのだ。

濁水が、勢いよく山の斜面を流れてくる。
街中に流れてきた水は、トラックをもどこかへ運んでいく。
まるで映画を見ているかのような、映画であってほしいような、そんな状況が繰り広げられた。

翌日からは、停電と断水が続く。生活を確保するのに精一杯で、みかんの世話をする余裕はない。

猛暑の中、休みなく復旧作業をする男性。
物資の調整や炊き出しで地域を支える女性。
重機が走り回り、危なくて外で遊ぶことのできない子供たち。




「みかん畑の4割もダメになったんよー!残ってるみかんの木の姿をはやく見たいわい」

前向きに明るく話す農家の姿。しかし、目の奥は決して笑っていない。
そこに見てとれたのは、寂しさと覚悟。


何十年もわが子…